第4回 2012年7月

最新医学を用いた「ゲノム解析」に着目し、国内で唯一がんリスクを調べて指導する事ができる『臨床ゲノム医療学会』協力の下、ソフトメディでは、遺伝子を調べる事でがん予防&ケアが可能な適応検査「がんRNA発現解析検査」の導入に至りました。
体の内側も美しく健康であってこそ美しさは磨かれ、安心も手に入れる事ができる。「一般社団法人臨床ゲノム医療学会」山崎専務理事と「ソフトメディ」の美容ディレクター・山本江示子が、明日の未来も安心を手にいれるための対策について解説します。
■ゲノム医療・がんRNA発現解析検査×がん予防の新しい可能性
――まず”ゲノム・がんRNA発現解析検査・検診”とはどういうものでしょうか?
山崎専務理事(以下、山崎)まず、「ゲノム」というのは遺伝情報の全体を言います。がんを例にして話をしますと、 がんというものは遺伝などとよく言われていますが、遺伝的には5%で、残りの95%は、その人の生活習慣。特に、食生活、酒、タバコ、ストレス、紫外線、放射能や加齢など環境要因により免疫力が低下し、がん関連遺伝子に傷がつき発症すると云われています。
がんRNA発現解析検査では採血により、DNA上の遺伝子領域から転写されるmRNAの発現レベルを調べて、がん関連遺伝子の発現量を解析します。受検後、リスクが高く心配な受検者様は、専門医のカウンセリングを受けて、食生活の見直し、禁煙、節酒など等免疫力を高めてセルフメディケーション(自分の健康は自分で守る)の意識を高揚することが大切です。
人間の素晴らしいところは、そういった免疫力を高める事で、がん細胞リスクを元の自己免疫ゾーンに戻す、戻ることが出来る。画像診断では見えないがん細胞リスクを評価して、生活習慣の改善を図り、免疫力をアップさせ、可能な限りがんに罹らない生活の実現を目指すのが、ゲノム・がんRNA発現解析検査の主旨です。そして、”がんRNA発現解析検査”と「画像診断(PET―CТ、MRIなど)」を相互補完的に併用することにより、前者は”がを予防する機会”、後者は「がんの早期発見・早期治療の機会」が得られます。

――この疾病治療ではない予防医療の”ゲノム医療”に着目されたのは何故ですか?
山本江示子(以下、山本) 私自身は、「がん」の抗がん剤治療のサプリメントの開発について協力して欲しいというお話があって、様々な文献や資料を調べていくうちに、ゲノム医療にたどり着いた感じです。今後は、美容・アンチエイジング+α 健康につながる予防ケアや事前対策にも取り組むことによって、もっと安心や幸せを増やせるのではないかと考えていて、さまざまな学会の流れの中で、現在急増している「がん」に対しても取り組めたらと考えるようになり、患者さんにもわかりやすく安心して予防ケア、対策をとれる事ができるゲノム医療『ゲノム解析』に着目しました。

――”がん予防とケア”について二人の見解は?
山崎 人間というものは毎日5,000個以上のがん細胞が生まれていると云われています。それを、現在の自身の免疫力で排除している。ところが、長年の生活習慣の乱れや加齢で免疫力が衰えてくると、それがリスクゾーンに出てくる。そういった意味でも、常に免疫力を高める事が非常に大切になってくる。
今までの遺伝子検査は民間でもやっていたのですが、そのほとんどが解析センターが行なっており、そこで検査を受けた人で リスクが出た場合、検査センターに問い合わせても、うちは検査会社だからカウンセリングはできませんとなる。
「予防医療という視点でがんに罹らない生活の実現」をテーマに、患者や地域住民の皆様が3大疾病など重篤な病気に罹患しないようにと「治療とともに予防も大切だ」と考える全国のゲノムドクターの医師の先生方と「がんは予防する時代」が来たことを国民の皆様にお伝えしたいと考えています。
山本 「病気になってからつらい思いをする人生」ではなく「病気にならない人生」にする。最新の医療を用いれば予防ができ、選択する事ができるという事をまずは知ってもらうきっかけや窓口として、ソフトメディがなれたらと思います。

写真左から
一般社団法人ゲノム医療学会 専務理事 山崎都央氏
ソフトメディ 美容ディレクター山本 江示子
ソフトメディ ドクター 山本
――”治療する時代ではなく、予防する”時代であると?
山崎 その通りです。治療する時代ではなく、山本さんがおっしゃったように、これからの時代は、治療ではなく予防すること事が今後ますます大切になってくると思います。
山本 がん予防という事前のアクションを起こす事で、病気への不安から解放されて、安心を手に入れてほしいです。
病気にならないだけでなく、若々しく活動的に社会にかかわっていくためにも、私のまわりの人や、多くの人たちに広めていければと思っています。
■予防の時代へ
――”がん”に対して有効な、ゲノム検査・検診への取り組みについて。
山本ドクター ゲノム医療会協力により可能となった「ゲノム医療解析」。山本クリニックで従来より行っている美容の事前ケアと同じく、健康へとつながる事前ケアも、とても有効であり重要だと思っています。
これから、美容ケアと健康予防、多方面からのアプローチで、多くの方に安心と笑顔を増やす事ができる取り組みができるよう努めていきたいですね。
山崎 先生にそういって頂けると心強いですね。毎年60万人の日本人が、がんを発症し、36万人の方が亡くなっています。急増しているがんという病気を回避する。がん対策の第一歩は、がんに罹らないように予防することが第一です。最先端医療情報のゲノム・がんRNA発現解析検査は健康への投資といえます。そして、皆様が健康投資の配当を手にし、”元気で長寿”の人生を送られることを願っております。
検査について
「臨床ゲノム医療解析」は、微細な「がん」や予備軍まで発見できるのが最大の魅力。PET-CT等の画像診断機器で見つける早期発見の「がん」よりも、もっと微細なガンリスクを臨床ゲノム医療解析では発見する事ができます。がんリスクの段階で見つけてしまえば、それは小さく、あるいは消滅させる事ができるので「命をかけて がんの恐怖と闘う事」を回避する事ができます。
検査 遺伝子を調べる
この検査では、専用の特製チップで頬粘膜を採取し遺伝子を調べます。
あらゆる複雑な解析を行い、がん細胞に成長するリスクを持っている遺伝子を調べます。
結果 リスク回避
約2〜3週間ほどで結果がでます。リスクが無かった場合は、リスクを高めない生活を実践し、安心した暮らしを送る事が出来ます。もしも、がん細胞まで成長しそうなリスクを超早期発見した場合は、未病段階で、リスクを縮小、消滅させる予防アクション早期解決に導く事ができます。
対策 予防ケア・再発防止ケア
診断後も、「がん」にしない予防ケアとガン再発防止ケアを。
一般的に知られている遺伝子検査「SNIPs(スニップス)検査」と、国内で唯一がんリスクを調べて指導できる「臨床ゲノム医療解析」との違いは右図表の通り。前者の目的が「体質診断」に対し、臨床ゲノム医療解析は「疾患判断」が目的なので予防・再発防止に向けて取り組む事ができます。
回避 早期対策とケアで安心を手にいれる
日常の健康へも配慮した検査で、早期ケア。
体に負担をかける事なく短時間で検査&予防ケアする事で、より明るく輝きに満ちた美しい安心の毎日を手に入れる事ができます。